流行りと、結局自分と。
【流されているのか、流れてきたのか】
僕がこの業界に入り見てきた景色は、
15年以上昔から何も変わっていないと思います。
昨日はシューズフィッティングのセミナーを開催させていただきました。
シューズフィッティングは流行りでしょうか?
僕たちは普段、「歩行分析」や「動作分析」のセミナーをやらせていただいています。
歩行を見て、痛みが出る予測をつける。
動作を見て、エラーを見つけ、痛みの原因の予測をつける。
それらは流行りでしょうか?
流行りとは
「一時的に急に世間にひろがりふえること。」
と書いてあります。
歩行分析も、動作分析もシューズフィッティングも、なにも新しくもありません。
そうです。
流行りではないのです。
じゃあ、あのトレーニングは? あのエクササイズは? あの道具は?
もしかしたら流行りかもしれません。
ですが、作った側は流行りじゃないかもしれません。
患者さん、クライアントさん、選手の皆さんなど普段かかわる人たちは様々だと思います。
その方たちのために、その方たちの悩みを、痛みを解決するために僕たちは考えます。
その悩み、痛みを考えたときに、たくさん学びます。
学んでいく過程で、悩み、痛みを解決できそうなことや、ものと出会います。
それが本当です。
そこがないと「流行り」は突然やってきます。
目の前に、今世間が騒いでいるあの商品や、エクササイズ、そして治療法などが突然やってくるのです。
学んでいく過程で、悩み、痛みを解決できそうなことや、ものと出会う人に「流行り」はやってきません。
普遍的な事実は、誰かのためにやるという事。
動作分析、歩行分析もどんどん医学の進歩、科学の進歩とともに、より分かりやすくなってきました。
重力の下生活している、患者さん、クライアントさん、選手たちの動作、歩行、走行を見ることで、
痛くなる原因を見つけやすくなりました。
見つけれるから、変化をさせることもできるようになってきました。
それらが変化するという事は、再発も防ぐことが可能という事です。
流行りが突然やってくる方は、それで再発を防げるかを考えてみるのもいいかもしれません。
その感覚で見てみると、その突然やってきた流行りのものも再発を防ぐのにもっとも適したものになるかもしれません。
結局は自分の考え方次第。
面白いなと思います。
髙木慎一(たかぎしんいち)【柔道整復師】
Athlete Village浜松代表
アライメント・姿勢・歩行動作を総合的に分析し、その方に必要な
クライアントはパフォーマンスを上げたい小学2年生から、膝の痛