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歩行時の骨盤・股関節

歩行時の荷重によるスクリューホームムーブメント(Screw home movement)とは

【歩行時の荷重によるスクリューホームムーブメントとは】

 

スクリューホームムーブメント

 

膝のスクリューホームムーブメント(Screw home movement)をご存知でしょうか?

 

まずはそこから解説させていただきます。

 

スクリューホームムーブメントは、膝関節の最終伸展時に、大腿骨に対して下腿が外旋する動きのことを言います。

 

外旋量は文献により多少の誤差はあるかもしれませんが、10度ほどが基準と言われています。

 

なぜ外旋するのか?

 

一つ目に言われているのは、この図です。

 

スクリューホームムーブメント

 

これは、右大腿骨を下から見ている図です。

 

大腿骨の関節面が見えていますね。

 

この青色の矢印を見てください。

 

外側がまっすぐなのに対して、内側がカーブしているのわかりますか?

 

これ関節面の形状です。

 

ここに、下腿がはまり動くわけですから、イメージしてみてください。

 

曲がっている膝関節。

 

大腿骨に対して下腿が伸びていきます。

 

矢印が同じであれば、単純に蝶番関節でまっすぐ伸びるだけ。

 

しかし、この場合内側が内側に曲がっているので、下腿はその道をたどるとすると

 

下腿内側顆は外旋方向に動いていくことになります。

 

スクリューホームムーブメント

 

 

それと、前十字靭帯の緊張が最終伸展時に外旋させるとあります。

 

 

たしかにそれは紛れもない事実ですからそうなんですが、

 

 

ポイントは、形状がそうなっていればそれはもう間違いがないかなと。

 

 

さらには、これはあくまでもOKCの状態での話だという事も忘れてはいけません。

 

次にCKCでのスクリューホームムーブメントを考えてみましょう。

 

 

CKCでのスクリューホームムーブメント

 

歩行ではもちろん荷重がかかった状態ですから、床反力、重力がかかってきます。

 

この時は、「大腿骨に対して下腿が外旋する」スクリューホームムーブメントは、

 

通用しないという事です。

 

これはあくまでも椅子に座って、レッグエクステンションのように膝を伸ばす時の話ですから。

 

大事なのは、歩いているときにどうなっているのか。

 

歩行では完全膝伸展の動きはないとされています。

 

が、

 

あくまでもその人がどう歩いているかになってきます。

 

ようは、人によっては完全伸展が起きているかもしれないという事です。

 

通常、膝関節の完全伸展に近いのはMStとなります。

 

IC~LRで、床反力は膝の後方を通り、膝関節は屈曲しようとします。

 

それを、大腿四頭筋がエキセントリック収縮により耐えようとしているわけです。

 

スクリューホームムーブメント

 

 

そして、そこから片足立ちと同じになるMStとなります。

 

 

この時に、スクリューホームムーブメントを考えましょう。

 

 

OKCでは、大腿骨に対しての下腿だったので、そのままの知識では当てはめることができません。

 

 

なぜなら、地面に固定されているのが下腿の方となるわけです。

 

ですので、「下腿の上を大腿骨が伸展していく」と考えるといいと思います。

 

そうなると、下腿が外旋するのではなく、大腿が内旋するのです。

 

これが歩行時のスクリューホームムーブメントの活かし方です。

 

下腿の外旋量がもともと凄ければ、このMStでの大腿の内旋は強くなることでしょう。

 

そうなると、膝関節の回旋ストレスは強くなり、痛みを引き起こすかもしれません。

 

だから下腿の外旋は取り除こうとなるわけです。

 

スクリューホームムーブメントはOKCの知識で終わるのはもったいないことです。

 

下腿に対して大腿の内旋。

 

これを歩行時、MStの際に確かめてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

髙木慎一(たかぎしんいち)【柔道整復師】

Athlete Village浜松代表

アライメント・姿勢・歩行動作を総合的に分析し、その方に必要な筋力強化、そこからアスリートのパフォーマンスアップまでを組み立てる力は、業界でも群を抜いている。
クライアントはパフォーマンスを上げたい小学2年生から、膝の痛みを根本から取りたい92歳まで、一人ひとりの目標に合わせ幅広く対応。動きの中 から痛みの原因を探り、それを解決し、アスリートには動きの中からパフォーマンスアップに必要な問題点を改善する。その腕を信じ、県外からもクラ イアントが多数訪れる。

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