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膝関節のアライメント

【Sway back 姿勢とオスグッド・シュラッター病の関係】

【Sway back 姿勢とオスグッド・シュラッター病の関係】

Swayback姿勢, 

 


 

Sway back 姿勢とは

Sway back姿勢の確認したいかたはこちら

 

基本的に骨盤後傾で骨盤よりも胸郭が後方にあること、

もしくは胸郭よりも骨盤が前方にあることを指します。

 

 

 

 

 

画像の様に

・上位胸郭の後方変位

・骨盤の前方変位

 

 

のような姿勢をSway back 姿勢といいます。

 

 

 

 

膝周囲の各骨各・各関節でいうと

骨盤が後傾なので股関節は伸展位になり

膝関節は屈曲位になり

下腿は前傾に倒れてしまいます。

 

 

こちらもぜひ、ご確認ください!!

【骨盤のアライメントと各関節の可動域が成長期の膝の痛みに与える影響について】

 


 

 

 

 

正常な姿勢では、脊柱起立筋や大臀筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋などの抗重力筋の機能が必要とされています。

 

 

 

抗重力筋とは、人が重力下で無意識に立位姿勢を保持するために働いている筋肉を指します。

 

 

 

重力と床反力による力を外部モーメントといいます。

 

例えば写真のように、膝関節-屈曲位姿勢で立っている場合

重力と床反力は黄色い線のように働きます。

 

 

この黄色い線が外部モーメントとします。

 

膝関節は外部モーメントの影響で写真の肢位より

膝関節-屈曲の作用が働きます。

 

 

この場合、膝関節は外部屈曲モーメントが働いているということになります。

 

 

 

だからといって、この方の膝はこれ以上屈曲することはないはずです。

なぜなら、大腿四頭筋という膝-伸展筋がこれ以上屈曲しないように

頑張って耐えるように伸展に作用してくれるからです。

写真のように耐えて外部モーメントの逆に作用してくれる筋肉の働く力を内部モーメントといいます。

 

 

 

この場合、膝関節は内部伸展モーメントが働いているということになります。

 

 

もう一度、写真の膝は

外部膝屈曲モーメント(重力や床反力)赤い線

内部膝伸展モーメント(大腿四頭筋による)青い線

が働いています。

 

 

 

内部モーメント≒抗重力筋とします。

 

 

 

つまり、人は重力下で重力と床反力(外部モーメント)により大きい筋肉活動がないのに関節が作用しすぎてしまいます。

それを逆作用に働く筋群(内部モーメント)によって作用しすぎるのを止めています。

 

 

 

これが、どんな人間でも地球上で生きていると起こってしまう現象です。

 

誰も抗えません。これは、絶対です!!

 


 

 

オスグッド・シュラッター病について

 

 

 

病態

大腿四頭筋 が膝蓋骨を経由して膝蓋腱付着部を介して脛骨結節(脛骨粗面)を牽引する。

牽引されることによって、発育期の脛骨結節(脛骨粗面)は軟骨で骨膜がもりあがってきます。

 

 

 

 

症状

 

圧痛や腫脹、屈曲時痛、運動時痛(走行、ジャンプ)など、

スポーツや状況によって様々だと思います。

 

 

 

好発年齢

 

・1015歳の成長期の子ども

・跳躍やボールを蹴るスポーツをやっている選手

 

 

 

治療院で働いているとよく見ます!!

実際に何人かの選手がリハビリで通ってくださっています。

 

 

この記事を読んでくださっている

先生も診ている方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

先程述べたように

直接の原因は

やはり、大腿四頭筋だと思います。

 

 


 

 

 

大腿四頭筋について

 

膝関節の唯一の伸展筋であり、名前の通り

大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋

という4つの筋頭をもつ筋である。

 

 

大臀筋についで2番目に強力な筋である。

 

作用

股関節:屈曲(大腿直筋)

膝関節:伸展(筋全体)

 

 

 

各筋頭

 

 

 

 

大腿直筋・二関節筋

起始:下前腸骨棘(垂直頭)、寛骨臼上縁(屈曲頭)

停止:脛骨結節(脛骨粗面)

 

 

 

外側広筋・単関節筋

起始:大腿外側面で大転子の下部

停止:脛骨結節(脛骨粗面)

 

 

 

内側広筋・単関節筋

起始:大腿骨粗線の全長

停止:脛骨結節(脛骨粗面)

 

 

 

中間広筋・単関節筋

起始:大腿骨の前面の上部23

停止:脛骨結節(脛骨粗面)

 

 

 

 


 

 

 

それでは、もう一度写真に戻ります。

 

 

 

写真はSway back姿勢です。

 

 

上位胸郭が後方に変位して

骨盤が前方変位しています。

 

 

今回は写真に地面への接地面から質量中心まで線を描きます。

 

 

この線を床反力だとします。

 

 

床反力は

 

・股関節の後面を通る

・膝関節の後面を通る

・足関節の前面を通る

 

評価していきましょう。

 

 

 

股関節のレベルで評価すると

後面を床反力が通っているので

外部股関節伸展モーメントが働き

内部股関節屈曲モーメントが働いていることになります。

 

 

 

膝関節のレベルで評価すると

後面を床反力が通っているので

外部膝関節屈曲モーメントが働き

内部膝関節伸展モーメントが働いています。

 

 

 

足関節のレベルで評価すると

前面を床反力が通っているので

外部足関節背屈モーメントが働き

内部足関節底屈モーメントが働いています。

 

 

 

これを、筋も一緒に考えていきましょう。

 

 

股関節は

床反力の影響で伸展位(後傾)に運動していきますが

大腿直筋などの股関節屈曲筋が強力に働いて

伸展(後傾)しすぎないようにしています。

 

 

膝関節は、床反力の影響で屈曲位に運動していきますが

大腿四頭筋などの膝関節伸展筋が強力に働いて屈曲しすぎないようにしています。

 

 

下腿は、是非先生で評価してみてください。

 

 

 

ということは

Sway back姿勢では、オスグット・シュラッター病の原因になる

大腿四頭筋が床反力や重力が身体を支えるために一生懸命耐えているということになります。

 

 

姿勢と痛みは、無関係にすることは

できないと考えられます。

 

 

 

オスグッド・シュラッター病は

大腿四頭筋が直接な原因ですが、

 

 

僕たち、治療家やトレーナーは

そのようになる本当の理由を

理解して痛みやケガを根本から

治療してリハビリをしていく必要があると

考えています。

 

 

治療とは

痛みを取り除き

その痛みが再発しないように

指導、協力することだと思います。

 

 

 


 

 

十川 椋太朗(そごう りょうたろう)【柔道整復師】

アスリート鍼灸整骨院  袋井

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