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膝関節のアライメント

膝関節屈曲制限を考える 歩行編 

【歩行・関節軸・軟部組織を考える】

 

 

 

膝関節の屈曲制限は、臨床の現場で非常に多く出会う症状の一つです。

 

ではなぜ膝関節の屈曲制限が起こるのでしょう?

 

歩行や関節自体の動き、そして軟部組織の問題に触れながら3回に分けて考えたいと思います。

 

第1回『歩行を考える』

 

歩行中の膝関節の動きをまず理解するためにぜひこちらに目を通しておいてください。

→ 歩行時の膝関節

 

屈曲制限という言葉を聞けば、多くの方が伸展筋側の問題を浮かべるかもしれません。

 

例えば大腿四頭筋の問題。

 

これはこの業界に君臨する王道中の王道。

 

なので、ストレッチ。

 

というように、伸展筋側の問題は確かにあるかもしれません。

 

では、もしその可能性があるとして、なぜ伸展筋側に問題が起こるのでしょうか?

 

それが、歩行時の膝関節と上半身質量中心の距離にあると以前からお伝えしています。

→ 歩行時の骨盤

 

 

上半身質量と膝関節の距離

 

ようは、膝関節と上半身質量中心の距離が離れれば離れるほど、

 

床からの反力は膝関節を屈曲する方向へ向かわせます。

 

この場合、その屈曲させようとする力に対して、負けないように伸展しようとします。

 

これが、歩行中に膝関節伸展筋群の活動が増大する要因です。

 

そして考える人と考えない人の差がここから疑問を持つかにあり、

 

「もし、この歩行要因で膝関節屈曲制限がある場合にストレッチをすればそれが解決するのか?」

 

と本来考えなくてはいけません。

 

変わらない歩行と永遠のストレッチの対決が始まるわけです。

 

歩行を変えていないのに、ようは原因がその歩行にあるのに、原因に手を付けずに

 

結果だけをアプローチしていいのか?と疑問を持ちたいわけです。

 

ストレッチをして、仮に膝関節の屈曲が出やすくなったとしましょう。

 

柔らかくなった膝関節は、歩行中により可動域が出て、膝関節が屈曲方向に行きやすくなり

 

それをさらに必死に止めようと膝関節伸展筋群は今以上に頑張るかもしれません。

 

その場はいいが、また次診させてもらったときに固くなっている場合は、結果だけのアプローチを見直し、

 

歩行分析をして、膝関節にかかるストレスを見極め、その歩行を変えるためのアプローチを考えるべきかと思います。

 

次回は、関節軸の問題から膝関節屈曲制限を考えます。

 

 

 

 

 

髙木慎一(たかぎしんいち)【柔道整復師】
Athlete Village浜松代表

アライメント・姿勢・歩行動作を総合的に分析し、その方に必要な筋力強化、そ こからアスリートのパフォーマンスアップまでを組み立てる力は、業界 でも群を抜いている。
クライアントはパフォーマンスを上げたい小学2年生から、膝の痛みを根本から 取りたい92歳まで、一人ひとりの目標に合わせ幅広く対応。動きの中 から痛 みの原因を探り、それを解決し、アスリートには動きの中からパフォーマンス アップに必要な問題点を改善する。その腕を信じ、県外からもクラ イアントが 多数訪れる。

 

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