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足部のアライメント

足部の動きはショパール関節を考えること

【足部の見た目で決めてはいけない】

 

 

足部,横足根関節,ショパール関節

 

 

見た目の足の向きで、この患者さんは「toe-out」だな、

 

「toe-in」だなと判断していませんか?

 

確かにその通りの足の方もいます。

 

今日はその話です。

 

 

 

つま先が外を向くことを「toe-out」

 

つま先が内を向くことを「toe-in」と一般的には呼ばれます。

 

 

では、下の図はどうなっているでしょう?

 

ショパール関節,外転,横足根関節

 

 

これは間違いなく「toe-out」と言えるでしょう。

 

では、次の写真はどうでしょう?

 

 

これは、ぱっと見「toe-out」なんです。

 

きっと、みなさんは自分が目で見ているものを中心に、例えばある位置で垂直などを定めて

 

物事を決めていると思います。

 

例えば足部でいうと、第2趾を軸にして、そこより内側に足趾が向いていれば「toe-in」、

 

それより外側に足趾が向いていれば「toe-out」と見ている事でしょう。

 

で、これ自体は何も悪いことはありません。

 

この診方で問題ありません。

 

問題は、ここからです。

 

先ほどの2枚の写真は、実は同じ写真を回転させただけなんです。

 

   <同じ写真を回転させただけの図>

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それがどういう事かというと、

 

パッと見ての「toe-out」「toe-in」は一体どこがどうなっているのか?

 

は無視されているという事です。

 

本来は、そこに大事な部分があるという事です。

 

次の写真を見てください。

 

 

ショパール関節,内転,横足根関節

 

これは、パッと見て「toe-in」しています。

 

先ほどの2枚目の図のようにたしかに、つま先は全体で内側を向いているんです。

 

では、

 

「足部での内転・外転はおもにどこで行われるんでしょうか?」

 

ここが大きなポイントです。

 

足部の内転・外転をもっとも行う関節はショパール関節です。

 

最初の写真は、実はショパール関節の外転。

 

2枚目の写真も横足根関節の外転写真を、写真自体を回転したもの。

 

そして先ほどの写真は、ショパール関節の内転。

 

よく見ると、立方骨と踵骨の関節、踵立方関節部が離開していると思います。

 

僕たちは、パッと見て、足部が内転位、外転位だなと確かに予測をします。

 

そして、その位置はどこの関節によって起きているのかを考えるわけです。

 

最初比べた2枚の写真。

 

どちらもショパール関節の外転でした。

 

ということは、ショパール関節が外転しているのに、足趾が内転位、いわゆる「toe-in」なわけなので、

 

これは、足部より上でどこかの関節が内旋方向になっているなと考えられるわけです。

 

その「予測」を立てて、実際にショパール関節の可動域を確認して、やはり足部はこうなっている、

 

次は、違う関節をチェック・・・

 

となっていくのが、狙いを間違わない方法かと思います。

 

 

もし、見た目だけで「toe-in」だから、足部を外にもっていこう・・・・としていれば、

 

本当はすでに足部は外転位なのを一生懸命過剰な動きを出すことになるという事です。

 

 

見た目の判断は、予測を立てるにかなり大切です。

 

 

ですが、それだけで判断するのはとても危険です。

 

 

見た目→触診→たくさんの引き出しで考察

 

 

つま先の向き、「toe-out」「toe-in」はとくに言葉が多く出回っているため、

 

それだけで判断しがちです。

 

その次のステップ、しっかりと触診で確認していくことを常にやるクセが大切です。

 

 

 

 

 

髙木慎一(たかぎしんいち)【柔道整復師】
Athlete Village浜松代表

アライメント・姿勢・歩行動作を総合的に分析し、その方に必要な筋力強化、そ こからアスリートのパフォーマンスアップまでを組み立てる力は、業界 でも群を抜いている。
クライアントはパフォーマンスを上げたい小学2年生から、膝の痛みを根本から 取りたい92歳まで、一人ひとりの目標に合わせ幅広く対応。動きの中 から痛 みの原因を探り、それを解決し、アスリートには動きの中からパフォーマンス アップに必要な問題点を改善する。その腕を信じ、県外からもクラ イアントが 多数訪れる。

 

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