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骨盤・股関節のアライメント

骨盤のアライメント③

骨盤のアライメント③は、骨盤の前傾・後傾です。骨盤の前傾・後傾は非常に様々な分野でも取り上げられる、いわば骨盤と言えばこの前傾・後傾じゃないでしょうか。

前傾とは、PSISよりもASISが1横指から2横指低いのが前傾と言われています。1横指とは指の幅1つ分の事です。昔から言われているのが、どちらがいいのか?という問いです。もちろん日常生活・競技でも違うと思いますが、基本的には骨盤の前傾しているのがいいと言われています。

脊柱の生理的弯曲をご存知でしょうか? 腰椎の前弯。胸椎の後弯、頸椎の前弯の事です。この弯曲とともに、骨盤の前傾はより正しい位置だと言われています。

では、骨盤は常に前傾なのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。姿勢悪く座れば後傾しますし、競技自転車などは後傾だと言われています。

では、なぜ前傾が良いとされているのでしょうか?
答えは、後傾時の問題が大きいからです。骨盤のアライメント①や、歩行時の骨盤でも話しましたが、歩行時、ICで骨盤は後傾します。それが歩幅を獲得する自然な形だからです。

そして、この時に骨盤の前方回旋が強いと、膝の痛みにつながるお話もしました。

これです。ここがポイントです。

実は、、、

骨盤の前方回旋は、骨盤後傾を伴いやすいんです。

よく、「骨盤の左回旋は右の骨盤が前傾で左の骨盤は後傾」と言われます。ですが、前方回旋は話が違います。前方に出て行っている状態が前方回旋で、その時の姿勢は、Sway-back姿勢です。(ボクサーが相手のパンチをよける姿勢からきている言葉ですが。)

左:骨盤左回旋は軸を変えずに回旋
右:骨盤前方回旋は回旋しつつ前方にもsway

 

この場合、後傾で前方に出ていきます。なので、前方回旋=後傾側は膝が痛くなりやすく、他にも後傾はいろんな問題を起こしやすいと言われます。

もちろん前傾も行き過ぎれば、腰の伸展が強くなり痛みにつながるので、良くありませんが、あくまで、痛みをどちらが引き起こしやすいか、で言うと後傾側が多いと思います。

骨盤を触診して、後傾している側と前方回旋している側が同じだと、「もしかして膝が痛いのは右ですか?」と予測がたてられるようになるんです。(もちろん膝の痛みの場所にもよりますが)

 

髙木慎一(たかぎしんいち)【柔道整復師】
Athlete Village浜松代表

アライメント・姿勢・歩行動作を総合的に分析し、その方に必要な筋力強化、そ こからアスリートのパフォーマンスアップまでを組み立てる力は、業界 でも群 を抜いている。
クライアントはパフォーマンスを上げたい小学2年生から、膝の痛みを根本から 取りたい92歳まで、一人ひとりの目標に合わせ幅広く対応。動きの中 から痛 みの原因を探り、それを解決し、アスリートには動きの中からパフォーマンス アップに必要な問題点を改善する。その腕を信じ、県外からもクラ イアントが 多数訪れる。

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