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骨盤・股関節のアライメント

Sway-back姿勢とバランス能力

 

【Sway-back姿勢って、バランス能力どうなりますか?】

 

 

 

 

基本的には、骨盤後傾で骨盤よりも胸郭が後方にあること、もしくは胸郭よりも骨盤が前方にあることをSway-back姿勢と言われていると思います。

細かくは患者さんによってもっとあると思いますが、おおまかにはそうです。

 

 

今日はエクササイズの決定につながる話をさせていただきます。

 

 

片足でのバランスの能力を診るのに、バランスディスクの上でバランスをとる方法があると思います。

 

 

 

「このディスクの上に乗れている時間を競う」

という側面もありますが、僕たちはもっと動作を診なくてはいけません。

 

患者さんは不安定な場所でバランスをとろうとすればするほど、いつもの体の使い方の特徴が出やすいです。

 

いつもの体の使い方とは、僕たちの前で見せる無理したきれいな姿勢ではなく、

 

普段の気の抜けたときの姿勢であり、スポーツをやっているときの見られているという部分に気をとられていない、他の部分に集中しているときの姿勢と言えます。

 

この不安定な場所はSway-back姿勢の人がいくら隠しても隠し切れない場所です。

 

先ほどの、写真の選手は格闘技をしています。

 

骨盤の前傾を覚えたのでその意識は強く持っているのですが、結局いつもの体の関係性は治すことはできません。

 

骨盤に対しての、胸郭の後方化は防げていないという事です。

 

この状態でのバランス能力を強化したとして、何につながるのか?

 

この状態での不安定な場所で、最大限安定しようとする意識は、本来の片足立ちで使う、中殿筋などの使いたい場所ではなく、

 

上半身の重みを後ろに倒れないようにする大腿直筋・腸腰筋

下腿が前に倒れないようにするヒラメ筋・腓腹筋

 

への負担だけが高まり、長く乗れば乗るほど実は疲れやすい体になってしまったり、Sway-back姿勢が進んでしまったりする可能性だってあります。

 

本来力を入れていきたい筋肉たちとは全く逆の筋肉たちが活躍します。

 

長い時間不安定なものに乗れるのは、たしかに一つの能力です。

 

ですが、同時に失っているものがないかを確認することが大事で、それが動作を評価するという事だと思います。

 

 

髙木慎一(たかぎしんいち)【柔道整復師】
Athlete Village浜松代表

アライメント・姿勢・歩行動作を総合的に分析し、その方に必要な筋力強化、そ こからアスリートのパフォーマンスアップまでを組み立てる力は、業界 でも群 を抜いている。
クライアントはパフォーマンスを上げたい小学2年生から、膝の痛みを根本から 取りたい92歳まで、一人ひとりの目標に合わせ幅広く対応。動きの中 から痛 みの原因を探り、それを解決し、アスリートには動きの中からパフォーマンス アップに必要な問題点を改善する。その腕を信じ、県外からもクラ イアントが 多数訪れる。

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