動作分析と治療マネジメント小冊子プレゼント!! K1セミナーのお申し込みK2〜セミナーのお申し込み
メニューボタン
歩行時の足部

距骨下関節の基礎

ここでは、距骨下関節の基礎として、荷重位と非荷重位の距骨下関節の動きについてのお話をしたいと思います。ご存知の先生は「まあ、復習程度に」と捉えていただければ幸いです。
距骨下関節は荷重位と非荷重位では動き方が変わります。

まずは、非荷重からいきましょう。

非荷重の際、距骨は下腿の延長として機能します。
非荷重では、距骨は大きく動かず、踵骨が距骨の下で動くというイメージです。

非荷重での距骨下関節の回内は、
踵骨の背屈、外転、回内、になり、これはいわゆる「外返し」の状態になります。

反対に回外は、
踵骨の底屈、内転、回外、になり、これはいわゆる「内返し」の状態になります。

次は荷重位での回内と回外です。

荷重位では、踵骨は前額面上でのみ動き(つまり回内・回外)、距骨は矢状面と水平面で動きます。(つまり底屈・背屈/内転・外転)

荷重位での距骨下関節の回内は、
踵骨の回内、距骨の底屈・内旋になります。

反対に回外は、
踵骨の回外、距骨の背屈・外旋になります。

このように距骨下関節は、荷重位と非荷重位では変化しますので注意が必要です。
ここで、もう一つのポイントに触れておきます。それは、

距骨下関節の動きに伴い下腿が回旋するという「距骨下関節と下腿の運動連鎖」についてです。
荷重位では、距骨の回旋(外旋・内旋)によって脛骨の回旋が決定します。
距骨下関節の回内・回外に伴い、それぞれ
距骨下関節の回内時は下腿が内旋し、回外時には下腿が外旋します。
これは、下から影響を受ける「上行性運動連鎖」ですが、反対に下腿の回旋から距骨が回旋(内転・外転)する「下行性運動連鎖」の場合があることも覚えておいてください。

【まとめ】
『非荷重の距骨下関節』
回内:踵骨の背屈・外転・回内=「外返し」
回外:踵骨の底屈・内転・回外=「内返し」

『荷重位の距骨下関節』
回内:踵骨の回内、距骨の底屈・内旋 ― 下腿の内旋
回外:踵骨の回外、距骨の背屈・外旋 ― 下腿の外旋

左図:距骨下関節回内と下腿の内旋
右図:距骨下関節回外と下腿の外旋

距骨下関節

 

 

髙木慎一(たかぎしんいち)【柔道整復師】
Athlete Village浜松代表

アライメント・姿勢・歩行動作を総合的に分析し、その方に必要な筋力強化、そ こからアスリートのパフォーマンスアップまでを組み立てる力は、業界 でも群 を抜いている。
クライアントはパフォーマンスを上げたい小学2年生から、膝の痛みを根本から 取りたい92歳まで、一人ひとりの目標に合わせ幅広く対応。動きの中 から痛 みの原因を探り、それを解決し、アスリートには動きの中からパフォーマンス アップに必要な問題点を改善する。その腕を信じ、県外からもクラ イアントが 多数訪れる。

この記事が役に立ったら、ぜひシェアをお願いします!
同じカテゴリーの記事をみる

歩行時の足部

スリッパとオリジナルルームシュ...

目次1 足部を固定したい人というと、土踏まずがない偏平足の方はそれに当てはまります。2 スリッパよりもRS-1…

>詳しくみる
内側縦アーチ 

歩行時の足部

内側縦アーチについて

【アーチが落ちていれば、アーチを上げるのか?】       内側縦アーチ。 &n…

>詳しくみる

歩行時の足部

歩行周期のPSw(プレスイング)...

  【ランチョロスアミーゴ方式:PSw(プレスイング)】 PSw(プレスイング) 始まり・・・反対側…

>詳しくみる

歩行時の足部

リスフラン関節と偏平足

【リスフラン関節から偏平足をつなげる】 みなさんが想像する偏平足。   こんな足じゃないでしょうか?…

>詳しくみる

歩行時の上半身・胸郭

流行りと、結局自分と。

【流されているのか、流れてきたのか】   僕がこの業界に入り見てきた景色は、   15年以…

>詳しくみる

歩行時の上半身・胸郭

「答え」を手に入れるために「考...

【答えを手に入れるために考え方を学ぶ】     こんにちは。   今日はあまりこ…

>詳しくみる

歩行時の足部

【基礎】歩行分析「足部」

【歩行分析の基礎 足部を見る】     まずは、分かりやすいところで、つま先の向きからです…

>詳しくみる

歩行時の足部

歩行周期のIC(イニシャルコンタ...

【靴からイニシャルコンタクトを考える】      先日、このサイト内で紹介された記事「IC…

>詳しくみる
single-gaitanalysis